銃の分解結合

ミリタリーオタクならよだれ物の科目が自衛隊にはある。
それが銃の分解結合である。

銃を使う以上はその銃をすべて分解し結合する手順を完璧にマスターしておかなければならない。
それは戦場で銃に不具合が起きた時に直すことができないし、整備もできないからだ。
当然と言っちゃ当然だが、銃をもらった直後そんなに整備なんてしょっちゅうしてるものなのだろうか?
と思っていた。なんせぼくが乗っている自転車は買って以来油をさすことすらしていない。

そんな考えはすぐに吹き飛ぶ。
自衛隊では銃を出す度出す度銃を整備する。

もちろん毎回全分解して整備するということはない。
ちょっと使った程度だと外観手入れ程度で済むのだが、射撃の後などは
使用後3日間の手入れ
を徹底する。

後で知ることなのだが、3日間の手入れをきちんとやっているのは教育隊の間だけだった。
部隊配置後はその日手入れしてだいたいは終わり。
きっちりしている人は自分で時間を作って自分でやる。

銃の分解結合には連度判定もある。
それは銃の部品名をすべて覚え、分解結合の順番もすべて決まっており、かつ時間範囲内で終わらすというものだ。

これは最初本当にできるようになるのか?
と思うのだが、訓練をすればするほど分解結合のスピードが速くなるのが手にとってわかるからぼくは面白かった。

何せぼくらがつかう64式小銃は世界で使用されている銃の中では、一番部品が多いそうだ。
自衛隊にはあまり勉強をしてきた過去のある人間はなかなか入らないので、勉強といっても部品を覚えるだけだが、とても苦戦している隊員が多かった。
実はミリタリーオタクでも意外に苦戦していた。
なぜなら、彼らは部品名を英語で覚えているからだ。ひとつひとつ覚えなおさなければならないようだった。

それでも銃をこねくり回せて彼らは幸せだっただろう。

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